プロペラシャフトが不要

FFは室内空間を広くすることを目的とした駆動方式です。車体前方にエンジンと駆動輪をまとめてセッティングしているため、後輪が駆動輪となるFR(フロントエンジン・リアドライブ)や、後輪にも駆動力が必要な4WDなどに用いられるプロペラシャフトと呼ばれる前後輪間をつなぐ装置が不要なのです。また、プロペラシャフトの他にも省ける装置が多数存在するため、同形式、同グレードの車であっても、車重が100kg近く軽量化できる場合もあります。プロペラシャフトの存在感はとても薄いですので、ご自分の車の下を覗いてみるといいです。マフラーパイプの他に、中央にもう一本太いパイプがあれば、それがプロペラシャフトです。
室内からでも確認はできます。後席の中央に盛り上がりがあれば、その下にシャフトが通っていることになります。実はそれがあるかないかが、室内空間作りの鍵となってくるのです。現在の車は室内空間を広くするように設計されているため、FFのほうが自然と有利になるわけです。先述した通り、FFは車重が軽くなるため燃費面で4WD車より有利ですが、自動車重量税で優遇される場合もあります。ユーザーにとっては経済的にはいいことづくめですので、カーメーカーも部品点数が少なくて済むFF車を積極的に売り出しています。
しかし、FF車が必ずしもいいとは言えないケースもあります。後輪に駆動力が一切伝わらないため、降雪地帯や凍結路面においては発進ができなくなってしまうことがあります。なので、プロペラシャフトは必ずしもなくてもいい存在ではありません。安全装備は充実していますが、車選びはデメリットもよく理解したうえで決めましょう。a0002_000036

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