FF(フロントエンジン・フロントドライブ)の魅力

今現在、全世界で生産されている車のおよそ8割方はFFと言っていいでしょう。かつては車の主流はFRであり、後輪を駆動させて大地を蹴り前輪で操舵する、前と後で役割を分担させて自然な操縦性を得るのがひとつの理想的な考え方でしたが、車の主流がFFに移行して久しいです。仮にメーカー側の都合で生産性に優れている、生産コストが安いといった当初の理由があったにせよ、FFには独自の魅力があります。ひとつはスペース効率です。プロペラシャフトがないですから必然的に車内が広くなります。  セダン、小型車、ミニバンなど多くの車種がこぞって採用している主な理由のひとつです。それからプロペラシャフトなど後輪駆動で必要とされる部品がなく車重が軽くなります。軽さは車の大きなアドバンテージのひとつです。また生産コストが安いということは車両価格も総じて抑えることができるということになります。とここまでは、一般的な話です。もう少し掘り下げてコアな話をしてみましょう。FFはアンダーステアが顕著であると同時に、タックインもFRに比べて発生しやすいです。タックインとはコーナリング中にスロットルを絞るとハンドルが内向きに切れ込む現象のことを言います。今の車はハイテクによってこの癖を消していますが、昔の車は顕著でした。かつてのドライビング好きや今でも一部のカーマニアは、このFFならではの癖を逆に旋回に利用しています。これがひとつのドライビングの面白さに繋がります。a0001_000584

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