2015年 9月

LPG自動車、一般の人にはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンが排出する排気ガスが、環境に及ぼす影響を危惧され始めた現代、その代替エネルギーとして注目を浴びています。
ガソリンを燃料とするガソリンエンジンや、軽油を燃料とするディーゼルエンジンに比べ、遥かに環境に及ぼす影響も少なく、更には走行性能も、他のエンジンと比較しても遜色のないレベルまで進化した事で、LPG自動車の台数は増加傾向となっているのです。
戦中の燃料不足をきっかけに開発された、このLPG自動車は、戦後、その低価格に目をつけたタクシー業界によって広まり、タクシーと言えばLPG自動車が殆どとなっていました。
同様に、トラック業界も着目はしたのですが、思うようなトルクを得ることが難しかったために一般的となるには至りませんでした。
しかし、近年、環境問題として、特にディーゼルエンジンが排出する排気ガスに含まれる有害物質が問題となったこと、更に、様々な技術革新を経てトラックの搭載するエンジンにもLPGエンジンが採用される事となり、徐々にではあるものの広がりつつあります。
LPG自動車が全体の80%以上を占めるタクシー業界の普及率と比べれば、まだまだ一般的と言える率ではない事も確かですが。

LPG自動車に使用されている燃料の供給には2通りの方法があります。一つは液体噴射方式です。これは、LPGを液体のままエンジンのシリンダー内部に送り込みます。すると、シリンダーの内部でLPGが気化し膨張します。この膨張するときのエネルギーを利用してピストンを稼働させることが出来ます。そして、液体が気体へと変わるときに気化熱を奪います。このため、吸気された空気が冷やされ酸素の密度をあげる事ができます。この方式は日本ではあまり一般的ではありません。もう一つは気体噴射方式です。これは、液体となっているLPGをエンジンの排熱を利用して一度気体状態にしたものをシリンダーに送り込む方法です。この方法ではLPGだけではなく天然ガスも利用可能なので、共通の部品が使えるメリットがあり量産性が上がる事から日本ではこの気体噴射方式が採用されています。大きくLPG者の燃料供給方式を分類すると以上のように分類されますが、近年ではさらにガソリン車同様に電子制御された方式が採用されており、燃費や出力の面でもガソリン自動車と遜色が無い状態のLPG自動車が販売れています。LPG車は煤煙が殆どでないうえNOXの排出量も低いためクリーンエネルギー車としても注目されています。

LPG自動車はあまり一般的な車両であるとは言えませんが、タクシーなどでは多く採用されている規格として知られているエコカーの一種です。長くガソリン車よりも環境性能に優れているという評価がありましたが、あまり個人向けには販売がされていません。そのため天然ガス自動車を購入した場合にはそのメンテナンスにある程度の苦労をすることになるかもしれません。
しかしながら全国んタクシーの多くは天然ガスで走行をする自動車が採用されていますので整備が可能な工場はどこかに存在しているものです。その様な工場を見つけておくことで定期的なメンテナンスを可能にすることが出来るでしょう。車検そのものは多くのディーラーで行うことが出来ますが、天然ガスを充てんするガスタンクは特別な整備の資格を必要とするものであるために場所を選ぶことになる可能性が高いと言えるでしょう。タクシー会社が整備を依頼している工場であれば問題ありませんが、その様な場所が見つからない場合には苦労を伴う可能性があります。いずれにしても個人向けとしては極めて少数派の天然ガス車を所有している場合にはタクシー関係の業者のメンテナンス委託先を見つけて依頼することが近道であると言えるでしょう。

安全性が従来よりも大切なLPGタイプの自動車は、既存のルールで想定された仕組みではありませんから、車検や点検の場面ではLPGに適した取り組みが求められます。
燃料タンクに異常が起こると、それが事故や危険性に繋がるので、特に燃料保存容器や経路の安全性確保が重要です。
1年の車検に対応した車両は、燃料スタンドで検査を受ける体制が整えられたり、安全な運転が行える様な仕組みが考えられています。
しかし、一般的なタイプの車ではありませんから、運転手や車体の状態維持を担う人達の間では、十分に知識が深まっていない可能性があります。
設計や製造段階でも、入念は安全性の維持が考えられていますし、極端な環境でない限りは、特別な不安を持つ事は不要です。
ただ、それは想定された点検が行われた場合なので、LPGに関する知識に詳しく、正しい技術を身に付けた車検担当者の手で検査を受ける必要があります。
メーカーが定める乗り方や、ルールで決められた検査の判断が行われれば、通常の利用で安心する事が出来たり、車両の特徴や利便性を引き出す事が可能です。
技術に信頼性が求められるのは、従来のガソリン車と変わらないので、頼れる場所で点検を受ける事や、信頼出来る相手に任せる点が大切です。

現在、最も普及しているのが、ガソリンによって走行する自動車です。ガソリンは低価格が売りですが、排気ガスによる公害が問題視されています。
これとは別に、メタノール自動車というものが存在します。天然ガスなどを原料に作られたメタノールを燃料とし、自動車を動かす仕組みです。
メタノールを自動車に入れるには、エコステーションと呼ばれる、専用の施設に向かわなければなりません。しかし、この専用の施設は平成14年から補助事業の対象外になっており、施設の数は減少傾向にあります。黒煙や粒子状物質を出さない低公害車として開発されたメタノール自動車ではありますが、燃料を入れるのに必要な施設が少ないのでは、所有していたとしても利便性が悪い自動車としかいいようがありません。
最近では電気自動車や燃料電池自動車などの普及が注目されており、今後ますます、メタノール自動車の活躍の場は奪われる可能性があります。低公害車としては魅力的ではありますが、実用性を考慮すると、今からメタノール自動車を買うメリットは、正直なところあまりないといわざるを得ません。
低公害車で地球の環境を守りたいというのなら、電気自動車や水素と酸素の力で走行する、燃料電池自動車を選ぶのが賢明です。

メタノール車という言葉を耳にしてから、既に何年も経過している気がしますが、果たしてどれだけ普及してきているのかは不明です。そもそもメタノール車と呼ばれるものは、どういった車なのか?というのもよく分からない部分があります。メタノールはディーゼルエンジンにもガソリンエンジンにも使用可能で豊富にある資源なので、エコな乗り物として注目されているということは良く知られているかもしれません。ディーゼルタイプと呼ばれるディーゼルエンジン車もありますが、オットータイプと呼ばれるガソリンエンジン車では、メタノールをそのままガソリン代わりに使用するタイプと、メタノールにガソリンを混ぜて使用するタイプがあるようです。豊富にあって環境にも優しいとはいえ、メタノール車の普及は、やはりメタノールを燃料として供給するための仕組みがまだそれほど整備されていない、という点にあるようです。メタノール車の専用スタンドの他に、メタノールを補給できるエコ・ステーションとよばれる設備が各地にできてきている、とはいえ、やはり従来のガソリンスタンドほど簡単に見つけることはできないので、メタノールを供給するためのシステムが普及が先になります。

 

メタノール自動車とはメタノールを燃料とする自動車のことであり、純粋なメタノールを燃料とするタイプだけでなく、混合燃料を使用するタイプもあります。ちなみに、メタノールはアルコールの一種であり、メタンや石炭、木材などから製造することができますが、ほとんどのものは天然ガスから作られています。また、ディーゼル車をベースにしたタイプとガソリン車をベースにしたタイプがあり、これらは黒煙や粒子状物質などをほとんど排出せず、ディーゼル車と比べて窒素酸化物の排出量もとても少なくなっています。しかし、メタノールの発熱量は軽油の約半分となっており、この自動車がディーゼル車やガソリン車と同程度の走行距離を確保するためには、燃料タンクの容量を大きくする必要が出てきます。それによって燃料タンクの重量が増加してしまうということや、エンジンの始動直後に排出されるホルムアルデヒドなどの問題があります。この自動車はメタノール供給設備やエコ・ステーションなどで燃料の補給ができますが、メタノール供給設備は専用のスタンドを設置しているところであり、エコ・ステーションは既設のガソリンスタンドなどに設置されることで施設の一部やサービスを共有できるというメリットが挙げられます。

メタノール自動車というのは、ガソリンと電気を併用するハイブリッド車、電気を動力として走る電気自動車などと同様に、環境にやさしい次世代のエコカーの一種であり、従来のガソリンや軽油などにかわって、メチルアルコールを燃料としたものになります。
メチルアルコールというのは、ガソリンのように完全な天然資源をベースとしてつくられる燃料ではなく、天然ガスや石炭などの天然資源からつくることも、また都市ゴミやバイオマスのようなものからつくることも可能という点ですぐれており、ガソリンとは違って複雑な製造工程を必要としないということもメリットのひとつです。
また、メチルアルコールを燃料として消費した場合には、黒鉛のような有害物質はほとんど排出ガスのなかには含まれず、チッ素酸化物の量も従来の自動車の半分に近いといった特徴があり、地球環境対策としてもアドバンテージがあります。
現時点でもバンや小型トラックではこうした車種がないわけではありませんが、寒冷地では始動性に劣ること、ホルムアルデヒドなどの別の有害物質への対応、燃料配管の腐食対策、製造にあたってのコストなどの点において課題が残っているため、量産に向けてはまだ時間がかかりそうです。

近年、自動車から排出される排気ガスによる大気汚染や地球温暖化等の環境問題問題視されていますが、アルコールの一種であり、天然ガスの主成分である石炭や木材等、いろいろな資源から製造可能な燃料メタノールを燃料として走行するメタノール自動車は、ディーゼル車をベースにして改造したディーゼルタイプとガソリン車をベースにして改造されたオットータイプの2種類があり、どちらのタイプも黒煙や粒子状物質(PM)等の有害物質を殆ど排出しないことや、窒素酸化物(NOx)排出量もディーゼル車の半分となっているので地球環境への負担が少なくて済むので地球環境にも優しいことや、エコカー扱いとなるため税制面でも優遇される等のメリットがあります。運転性能に関してはディーゼル車やガソリン車と違和感もなく、スムーズな運転が可能となっています。また、燃料であるメタノールの補給に関しては、メタノール供給設備やエコ・ステーションで補給することができます。エコ・ステーションに関しては既設されているガソリンスタンドやLPGスタンドに併設することによって各施設のサービスを共有することができるので経済性や利便性にも優れるというメリットがあります。

国は環境対策のための二酸化炭素削減や、エネルギーの効率利用などの省エネを推進しています。日本のエネルギー消費量の推移は、運輸部門、産業部門、住宅・建築物部門に分けてみると、過去20年の増加が著しいのが住宅・建築物部門で、gf0640255783l運輸部門は微増し、産業部門は減少しています。したがって、国は、住宅・建築物部門の消費エネルギーの削減を最も重点的に行う施策を策定しています。政府・国土交通省は”エネルギーの使用の合理化に関する法律” において、乗用自動車、貨物自動車等のエネルギー消費効率の向上を図ることを定め、 エネルギー消費効率すなわち燃費の改善が求められています。また自動車メーカー及び輸入事業者は、目標年度まで に、自動車の燃費を基準値以上にするよう、燃費性能の改善が求められています。また、一般の自動車ユーザーが燃費の優れた自動車を選択できるよう、燃費値に関する表示義務を課しており、商品カタログ等に表示されています。当然ながら、どの自動車を選ぶかは、個人の意見が尊重され、ユーザーはエネルギーの使用の合理化の必要性を理解し、自動車メーカーによる燃費値の改善を注視しながら、自らの判断で車種選びをすることが重要になり、個人の責任はいっそう重くなったと言えます。

 

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